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内臓脂肪と皮下脂肪の違い

小林より
こんにちは!
ロンド・フィットネスクラブ東村山の小林です!

先週に引き続き、ダイエットに関連する事の意外と知らない知識についてお話します。
本日のテーマは「内臓脂肪と皮下脂肪の違い」についてです。
なんとなく奥に付いている脂肪と、表面の方についている脂肪というくらいに理解している方が多いのではないでしょうか?

この2つの違いを本日はお伝えします。
まず、内臓脂肪の特徴は以下の6つです。
①内側につく。
②年齢を重ねるごとに増える。
③お腹が出る原因。
④病気元になりやすい。
⑤分解されやすい。
⑥臓器を衝撃から守る役割。
という特徴があるかと思います。

この中で解説するのであれば、まずは①です。
確かに内臓脂肪という名の通りで、腹筋の内側に溜まっている脂肪ではありますが、主に小腸の裏側に溜まっていると言われています。
食事をした時に、胃で消化されて、小腸で吸収されるすぐの一番栄養が豊富なところに溜まっている脂肪なのです。

④に関しては、皆さんなんとなく想像するかと思いますが、内臓脂肪が高いことによって、メタボリックシンドローム、糖尿病、高血圧などの生活習慣病になるケースが多いです。

⑤に関しては、運動や食事制限によって、消費エネルギーを増やしたり、摂取エネルギーを減らした時に、先に内臓脂肪から使われていく傾向があると言われています。
一般的に言われるのは、エネルギーの一時的な保存先として使われることが多い体脂肪です。

では、ここで運動で体脂肪がエネルギーとして使われるメカニズムについてもお話しします。
人は血糖値が低くなった時に、すい臓からグルカゴンというホルモンを分泌します。
このグルカゴンの分泌によって、リパーゼという酵素が体脂肪を分解し、脂肪酸とグリセリンにします。
そして、遊離脂肪酸が血管の中に溶け込んで、それが体を動かすエネルギーに変換され、熱エネルギーとして使われていくというメカニズムです。
わかりましたでしょうか?

ただ、ここで重要なのは、このグルカゴンは血糖値が低い時に分泌するということです。
血糖値が一番低い時はいつなのかというと、朝の朝食前です。
よって、このタイミングで脂肪をエネルギー源とする有酸素運動を行うことが、体脂肪を燃焼するためにはベストと考えます。
ただ、これに対しては色々と反対意見などもあるようですが、私はこの考えが理論的には良いのかなと思います。

続いて、皮下脂肪の特徴は以下の6つです。
①外側につく。
②体温を維持する役割。
③分解されにくい。
④年齢に関係なくつく。
⑤体全体につく。
⑥一定量は必ず必要。
という特徴があります。

この中で、まず②が大きなポイントです。
人間は恒温動物で体温を一定に保とうとします。
よって、冬の寒い時期には燃料として体脂肪を燃やして体を温めようとするため、基礎代謝は高くなると言われています。

③に関しては⑥の一定量は必ず必要であるという事にも関係するのですが、皮下脂肪は体温調節をするために必須な栄養源であり、これがなくなると生命活動に危機を及ぼすとされています。
そのため、なかなか運動しても、食事を気をつけても減りにくい脂肪とされています。

簡単ではありますが、異常が内臓脂肪と皮下脂肪の違いです。
手足などの見た目は痩せているのに、体脂肪が高い方は内臓脂肪が多い、皮膚がパンパンになっているような方は皮下脂肪が多いと思ってもらっていいと思います。

どちらにしても燃焼のされやすさに違いはありますが、両者とも運動や食事によって十分に落とせるので、これからも取り組んでいきましょう!

手洗い、うがいやアルコール消毒などを徹底していきましょう!
そして、ロンドでも皆様にマシンの台数など制限してご不便をおかけしておりますが、ご協力いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。