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寒中

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みなさん、こんにちは!
1月に入りますます寒くなった気がします。
年が明けたころ、昨日(7日)は大雪の予報になっていましたがはずれてくれて良かったです。

さて、みなさんは【寒の入り】という言葉を知っていますか?
ニュースなどで「寒の入りを迎えました」と気象予報士さんが言っているのを聞いたことはありませんか?
ちなみに読み方は「かんのいり」です。
寒の入りとは、寒(かん)の時期に入る時、つまりは小寒の日ということになります。
小寒は「しょうかん」と読みます。
小寒は、寒さがまだ小さいという意味ですが、寒さが極まる少し手前で、これから本格的な寒さを迎える時期をさします。
この後、1年で最も寒い「大寒」に向かっていきます。

小寒と大寒の間(およそ30日間、2月3日頃まで)は「寒」「寒中」「寒の内」と呼ばれる最も寒さの厳しい時期です。
2023年の場合、小寒は1月6日、立春が2月4日なので、1月6日から2月3日までが寒中となります。
その寒の期間に入る日のことを「寒の入り」と言います。
つまり、寒の入りとは小寒の日ということになり、今年は1月6日でした。
ちなみに、立春の2月4日は「寒の明け」といいます。

この時期に寒さをいたわる手紙が「寒中見舞い」です。
夏の「暑中見舞い」「残暑見舞い」と同じように相手の健康を気遣う言葉を添えて送ります。

寒中水泳は寒の入りを超えて寒中に行うことからこの名前が付けられています。
寒稽古も、寒い時期に行う稽古で寒がついたのではなく、寒の入りを超え、小寒や大寒という寒の時期に行う稽古で寒稽古と言われるそうです。
寒の時期にわざわざ行うのは、寒さに耐えて武道の精神を清めるという意味合いもあるようです。

よく耳にする言葉であっても、本当の意味を知らないことってたくさんありますよね。
普段、何げなく見ているカレンダーには寒の入りを始めとした季節を表す言葉がたくさん載っています。
わからない言葉の意味を調べてみるのも面白いかも知れませんね。

さぁ、寒さに負けず元気いっぱいロンドに来てくださいね!