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マリアシャラポワ自伝

吉田 豊
こんにちは!金曜日担当の吉田です。

ちょうど1週間前の土曜日、中国の広州でデビスカップ予選ラウンドの
日本対中国の試合が行なわれましたが、いやあ危なかったですねえ。

以前私のブログで、中国相手には問題無いような事を書いたのですが
とんでもなかったです。

世界ランク262位リージェがランキング約200位上の西岡をストレート
で破り、ダニエル大郎とフルセットの試合。ダブルスもマクラクレン勉と
内山のペアがまさかの敗退で、一勝二敗に土俵際に追い詰められましたが
何とか勝って決勝ラウンド進出となりました。

とにかく、11月に行われるデビスカップファイナルズに進出しました.

今回,予選を突破した12カ国とシード6カ国でラウンドロビン形式で
デ杯を争いますが、どうなるでしょうか?。

さて、今日はマリアシャラポワ自伝を紹介したいと思います。

 運よくブックオフで見つけました。

この本も以前ブログで、値段が高くて手が出ないような話しをしましたが、運よく
ブックオフで発見、定価で買うより800円も安くゲットしました。

話しは、父親と始めたテニスをロシアのアカデミーでの練習で、マルチナナブラチロワ
に見いだされ、トッププロになる素質があるのでアメリカに行った方がいい、という
ところから始まります。

今まで、いろいろなトッププロの自伝を読みましたが、他の人と違うのはアメリカでは
生活するにも困っていた点です。

ナダルもアガシもマイケルチャンも安定した家庭環境でテニスをしていましたね。

そんな中、どこのアカデミーでも自身の実力を見てもらい、奨学金で入学でき、特に
ニックボロテリーには、素質があると判断され学費がタダで入学できた事。

ニックボロテリーは、いろいろ問題を起こし、IMGテニスアカデミーになってしまいましたが
アガシやクーリエもそうでしたが、素質があるとみると即座に学費を無料にする点では
偉いと思います。

また、ボロテリーのアカデミー以外でもコーチについていて、1度に500球以上の球出しを打ち
フラットを中心としたストロークを向上させた事。

ウインブルドンで優勝した後、スポンサー契約をたくさんもらい、それによって他の女子選手
から嫉妬が激しく、特にエレナディメンチエワとは激しい確執があった事。

それにより、他の選手とは仲良くすることはなかったが、マリアキリレンコとだけは親友関係
だった事。

などなど、かいつまんでの内容ですが、私としては練習について詳しい記述が沢山あり、また
試合での集中力のアップさせ方など、やはりコーチとして参考になりました。

ただ、もっとドロドロした内容かと思ったのですが、正直シャラポワは超真面目な人です。

確執については、前述した通り。恋人の話は、NBA選手とデミトロフの話だけが正直に書かれていました。


とにかく、ボリュウムがある内容で皆さんにも是非読んでほしい一冊です。

さて、今までいろいろなトッププロの自伝を紹介してきましたが、読んでみると
世界のトップまで行くには、共通している事がいくつかある事に気づきました。

家庭環境だったり、練習方法だったり、メンタルだったり類似している事が
何点かあります。

いつか、それをもう少し考えをまとめて発表したいと思っています。