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インナーテニス

吉田 豊
こんにちは!、金曜日担当の吉田です。


今回は自粛期間中に読んだ本を前回に引き続き紹介したいと
思います。


「インナーテニス」


この本は昭和53年に初版が発行され、かなり古い本のように思われますが、
私が所有しているのは、平成15年に発行されたもので、初版から20年以上っても
再版される、テニスのメンタル強化のバイブルとも呼ばれる本なのです。



この本は以前に紹介した「インナーゲーム」を目を通してから読むとと
より理解が深まると思います。

そこで、もう一度「インナーゲーム」の内容を少しだけおさらいしましょう。



基本的なテーマは

(練習で出来ることが、なせ試合で出来ないのか)

それは、練習では心と体が一体化して連動して動くが、試合になるとストレスや
プレッシャーのため、心と体が分離してしまい、連動しなくらる。

そのため、心が体に向かって

「もっと足を動かせ」

「体重を前に乗せろ」

など技術的の事や

「このポイントを取ったら勝ちだ」

「ここでダブルフォルトしたらヤバイ、必ずサーブを入れろ」

「チャンスボールが来た、決めろ!!」

のように感情的な事を体に語り掛けてくるので失敗が起こる。

著者のガルウェイは、心をセルフ1、身体をセルフ2と定義し
試合中に心であるセルフ1を黙らせて、セルフ2である身体に自動的に
プレーさせるかがメインテーマでした。


そして、この「インナーテニス」は、心であるセルフ1を試合中に黙らせる
様々な手法が記載されています。


これは、試合などで実践してみて、自分に合う手法があったら、それを継続的に
活用するとよいと思います。


また、コーチの立場からのスキルの矯正法もあり
生徒とコーチ、お互いの立場とも役に立つと思います。

生徒さんの中には、心に縛られたテニスをしてらっしゃる方が時折
いますね。

「自分は足が遅い」

「力がない」

「バックが不安定」

「サーブは遅いから入れるだけ」

「ボレーは苦手」

と思い込んでいる方はいらっしゃいます。


そんな時に、トレーニングをしましょう、バックの練習、サーブの練習を
しましょう、とかはではなく、

そう思い込んでいる心を矯正することによって、スキルアップさせる、
というのが、この本のメインテーマになるのです。


ちょっと難しいところでしたが、何度か読んでしっかり習得したいです。



繰り返しになりますが、この本は「インナーゲーム」とセットで読む
のがお勧めです。

各所のブックオフには、両方とも置いてあることが多いです。

テニスを極めようとされる方は必読の本です!!。