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テニスのメンタルトレーニング

吉田 豊
こんにちは!、金曜日担当の吉田です!。

10月に行われる予定だった楽天ジャパンオープンがコロナの影響で
中止となってしまいました。

非常に残念ですが、この状況では仕方ありません。

ちなみに、東レパンパシフィックは、日程を11月に移動させて今の所
行う予定になっていますが、女子のWTAファイナルスと日程が被っていて

もし行われても、トップ選手は来ない、という事になります。

でも、中止になるよりは良いかもしれません。


さて、今回から自粛期間中に読んだ、テニス上達に繋がる有意義な本を
紹介したいと思います。

まずは

「テニスのメンタルトレーニング」

というロバート・ワインバーグの本を紹介したいと思います。



この本は、平成4年に大修館書店から発行された、以前はメンタルトレーニング
のバイブルと言われた本なのです。

著者のロバート・ワインバーグという人は、元テニスプレーヤーであり、そして、
スポーツ心理学者の権威です。

ちょっと古い本のように思われますが、テニス向上を目指す方は一度目を
通した方がよいでしょう。

冒頭、

試合に勝ちたいなら、テニスのトレーニングとメンタルのトレーニングを
どれくらいの割合でやっているのか?。

試合で負けた理由か、肝心なポイントでエラーをしてしまった、緊張して
力が出せなかった、などメンタルを理由に挙げる事が圧倒的に多いのに、

各プレーヤーにトレーニングで、メンタルトレーニングの割合を聞くと
10%にも満たないケースが多い。

「それでは、また同じ理由で負ける」



この本を最初に読んだのはかなり昔ですが、この言葉を聞いてガツンときましたね。

「大切な場面で集中しろ、というが集中の仕方は教わっているのか」

「集中しろは、アドバイスではない」

この本では、トッププロの心理状況の話がたくさんあり、それは著者が研究の
ために集めたもので、とても参考になりました。

そして、集中力を上げる方法やイメージトレーニングについての記述が
たくさんあります。

実は、集中力アップ法はその後に発行されたメンタル本に、もっと優れたもの
がたくさんあるのですが、

イメージトレーニングについては、この本はかなり参考になります。

試合のイメージトレーニングでは、肝心なポイントでエースを取れれたり
エラーをする場面を必ず入れる。

それにより、その瞬間の心理的圧迫を体感でき、実際のゲームの同じような
場面で役に立つ。

こんなアドバイスがあったのはこの本だけです。

その他、セルフジャッジの試合で相手に不利なジャッジをされたとき、

ダブルスでのコミュニケーションの取り方など、知っているだけで、
自分のテニスに有益なことで満載です。

皆さんに、是非一度読んでもらいたい本なのですが、実は最近、発行されてから
時間が経過したためか、かなり入手しやすい金額になってきました。

自粛生活が叫ばれる中、

自宅でメンタルトレーニング出来る第1歩となる本だと思います。

アマゾン、ヤフオクで入手できます!。