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アンドレアガシOPEN

吉田 豊
こんにちは!、金曜日担当の吉田です。

今週月曜日ですが、WTA最優秀コーチ賞に大坂なおみ選手のコーチ
サーシャバイン氏が選ばれたという事が発表されました。

コーチのもこんな賞があるんだと初めて知りましたが、そこで私に
ある考えが浮かびました。

「この賞なら自分も狙える!!」

という事で、私のクラスの皆さん、来年頑張って是非この賞を私に
取らせて下さい!。


さて、話しは変わりますが、私はスマホの電源が毎日あまり減りません。

一応、寝る前に充電だけはしますが、例え忘れたとしても1日くらいなら
全然平気です。

その理由として、私は読書習慣があるからだと思います。

たぶん、年間で20冊くらいは読むでしょう。

以前は、よくこのブログで読んだ本の紹介をしていましたが、今日は久しぶりに
いや、かなり久しぶりに……

アンドレアガシ自叙伝「OPEN」を紹介したいと思います。

 2009年に発表。世界20か国で翻訳されました。

この本は、日本では2012年、ベースボールマガジン社から発行され、当初は
アガシのヘアピースについてや、薬物使用、有名女優との結婚離婚、選手同士の
確執など、スキャンダラス な事ばかり強調された本のように思われましたが
コーチの立場として読むと、とても参考になった本でした。

冒頭、引退した最後の全米オープンのバグダティス戦の朝の話から始まります。

試合の日は、朝起きて試合までに決まったルーティーンがあってその様子が
克明に書かれていて参考になりました。

また、幼少期の練習方法、ニックボロテリーテニスアカデミー(現在のIMGアカデミー)
での練習方法、練習時間等が具体的にありどうやってあのストロークが身に付いたか
記載されていました。

コーチががニックボロテリーからブラッドギルバートに変わった経緯など。

面白かったのは、友人であるマネージャーがギルバートの「ウィニングアグリー」
を読んでコーチに決めたという事。

これについては、ギルバートの「ウィニングアグリー2」にも具体的に書かれていて
双方の視点から見れておもしろい!!。

また、ギルバートからのアドバイスや練習方法などなど(ウィニングアグリー2にも書かれていた)

試合の際の、細かな心理状況、セットを取った時、取られたとき、サービスゲームのブレイク
ポイントの時、セットポイントの時、マッチポイントのとき。

相手が、サンプラスの時、ベッカーの時、その他選手の時の感情、気持ちの持って行き方など。

ベッカーとは不仲でサンプラスとは友人関係だったというのは意外な感じでした。

それと、奥さんのシュテフィグラフについてと前の奥さんのブルックシールズについても
その結婚生活がかなり細かく描かれていて、申し訳ありませんが

「奥さんがこうも違うと,旦那はこうも変わるんだ」

まだまだ色々ありますが、

コナーズ、マッケンロー、レンドル、ベッカー、エドバーグ、サンプラス、フェデラー、ナダル
と戦ったレジェンド中のレジェンドの自叙伝!!

とても面白いので是非読んで下さい!!。