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ファイナルズダブルスについて

吉田 豊
こんにちは!、金曜日担当の吉田です。

本日は、レギュラーレッスンはお休みですが、ロンド祭でたくさんの
方に、来場していただいています。

さて、少し前になりますがATPファイナルズは、ついにと言うか
ズべレフの優勝で幕を閉じました。

ランキング3位にもかかわらず、グランドスラムではベスト8が最高
で、なかなか大きなタイトルが取れなかったのですが、ついにビッグ
タイトルを獲得しました!!。

この感じだと、来年グランドスラムを獲るんじゃないかと予感させられます。

さて、本日のタイトルはダブルスでのファイナルズがとても興味深かったので
今週のタイトルとさせて頂きました。

優勝は、マーク、ブライアンとジャックソックのペアでした!!!

 意外なペアでした。

これを聞いただけでも(エーーーーー)という感じですが、準優勝が
フランスのマウとエルベールというのも面白いです。

まず、マークブライアンは過去に双子の弟のボブブライアンと組んで
4回ファイナルズで優勝しています。しかし、今回、ボブが左臀部の怪我で
今シーズンリタイアとなり、全仏オープン前にサムクエリーとマークは即席
ペアを結成、その後、ペアをジャックソックに変更してから、何とウィンブルドン
と全米オープンに優勝して、ファイナルズ出場となりました。

ウィンブルドン前の時期からペアを組んで、ファイナルズに出るだけでも凄いのに
優勝までしてしまうとは驚きです。

ペアのジャックソックも凄い。

昨年は、シングルスでファイナルズに出場して、今年はダブルスでの出場。

過去に、シングルスとダブルス両方でファイナルズに出場したことがあるのは
あの、ジョンマッケンローだけという事ですから、いかに凄いかわかります。

準優勝のマウとエルベールですが、マウが一躍有名になったのは、今から
8年前の2010年、今回ファイナルズにナダルの負傷により、出場している
イズナーと、11時間5分の最長試合をウィンブルドンでやったことでした。

その時の印象は、サーブはもちろん良いのですがボレーもキレがよく芝生の
コートではこういう人が強いと思わせられました。

ダブルスでは、そのスキルが十分生かされて、今回この大会の決勝まで来ている
のだと思います。

一方エルベールは、たぶん日本人は結構知っている方が多いのではないかと
思います。

今年、9月深センオープン決勝で、西岡良仁と優勝を争ったことで見た方が
多いのではないでしょうか。

とにかく、サーブがダイナミックでボレーの切れが良く歯切れの良いプレー
をするという印象があります。

やはりダブルスでは、それが生きましたね。

残念ながら、今回は負けてしまいましたが、来週デビスカップの決勝が
クロアチアと行われる予定で、活躍が期待される二人です。

兎にも角にも、今シーズンのテニスは終了してしまい、何となく残念な
感じがしますが、来シーズン1月の開幕が早くも待ち遠しいですね。