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再開するATP,WTAツアー

吉田 豊
こんにちは!、金曜日担当の吉田です。


日本では、プロ野球やJリーグが開幕して久しく、
本日アメリカメジャーリーグも開幕しましたね。

そして、8月から男女のテニスプロツアーも再開することになります。

もう半年以上トッププロのテニスを見ていない私の首はブラキオサウルス
よりも長くなっているかもしれません。

昨日ですが、男子の再開初戦だったシティオープンの中止がは発表されました。

これはちょっと驚きでした。


後ほどお話しますが、ATP(男子)とWTA(女子)のツアーへの取り組みの
違いを感じます。


さて、2020年のツアーのおさらいをしましょう。


とは言ってもわずか2か月ですが。


国別対抗戦のATPカップからスタートして、全豪はジョコビッチがティームを
フルセットで下して優勝。

女子は、ソフィア・ケニンのまさかの優勝でした。

もう大昔の事のように感じますね。


その後2月は男女とも通常に大会が開催され、西岡選手がデルレイビーチで準優勝
するなど好調なテニスをしていましたが、

3月2日のチリオープンを最後にコロナウィルス蔓延のためその後の大会が中止に。



女子は、3月8日リヨンオープン、実はこの大会、全豪を制したケニンが優勝したの
ですが、その後全て中止。


現在に至っているのです。

先ほど、8月14日から開催される予定だったシティオープンが中止を決定したのは
驚きだったといったのは、


8月末に開催される全米オープン前に選手が足慣らしをする大会が、
ウエスタン&サザンオープンのたったの1大会になってしまったからです。


しかもこのウエスタン&サザンオープンはマスターズ1000のグレードになり、

トップ選手56ドローしか出れない大会なので、下位ランキングの選手は
全く足慣らしの試合をせずに、全米オープンぶっつけ本番になってしまう。

ハッキリ言って下位選手に勝ち目が無いだけでなく、下手をすると怪我人続出
になる可能性もあります。


本来なら、250大会や500大会などを足慣らしにして全米に臨みたいところでしたが。


一方女子のWTAは真逆の対応を取っています。


もちろん、コロナの影響を受けて8月開催予定だった4大会が中止になりましたが、

3日にイタリアで開催されるパレルモレディースオープンを皮切りに、グレードが
一番低い3大会を含む4大会が全米までに開催される予定で、

しかも、10日に開催予定のザ、トップシードオープンという大会は、コロナのために
多くの大会が中止になったため足慣らしの場として、今回新たに新設された大会で、

セレナ・ウイリアムス、アザレンカ、サバレンカ、コリガウフなどが参加を
表明しています。

WTAは選手全員を公平に扱い、全米オープンに臨ませる姿勢を見せている
ように感じます。

もちろん今後のコロナの影響により変化があるかもしれません。

現に本日、今期中国で行われる予定だった大会は全て中止することとなりました。


(上海マスターズ、中国オープン、WTAファイナルは中止。)



これは、8月14日にATPツアー再開の予定だったシティオープン、ワシントン
のセンターコートです。

この大会を心待ちにしていた私の首は、さらに伸びてアパトサウルスになって
しまうかもしれません。