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ジョコビッチはなぜサーブに時間をかけるのか

吉田 豊
こんにちは!、金曜日担当の吉田です。


全豪オープンはジョコビッチの優勝で幕を閉じましたが、そのジョコビッチ
が表題についた「ジョコビッチはなぜサーブに時間をかけるのか」を紹介
したいと思います。

久しぶりの本の紹介になりますね。



この本は、2019年11月に集英社から発行された本で、まだ書店に
並んでいると思います。

著者は、錦織選手が出現するまで日本のテニス界を引っ張ってきた
鈴木貴男氏。


この本は、全くのテニスの戦略書です。

書いた鈴木氏は「選手の勝ち負けだけに一喜一憂するのではなく、
どうして選手はあんなショットを打ったのか。こういう場面では何を考えているのか。
テレビでのテニス解説だけでは伝えきれないので、この本を執筆した」
みたいなことを言っていましたが、それはズバリテニスの戦術だと思います。


第1章では、なぜナダル、フェデラー、ジョコビッチ、そして錦織が強いのか、
の解説。

この章に、この本の題名である「ジョコビッチはなぜサーブに時間をかけるのか」
の解説と、他のプレーヤーがなぜ強いのか、などの注目ポイントが書かれています。

また著者自身が、フェデラー、ジョコビッチ、錦織と試合をした経験があり
その話が興味深かった。


ジャパンオープンでのフェデラーとの試合は、フルセットもつれるに大接戦で
、僅かな差で敗れてしまいましたが、日本中が久ぶりにテニスが盛り上がった
のを覚えています。

第3章の「駆け引きに注目すると試合は面白い」は、そのまま試合で使えること
ばかりでしたので、試合を頻繁になさる方にとっては役に立つ情報です
、一見の価値はありますよ。

他にも、今のテニス界の事情、ツアーの事などは、経験者のならではの
話しでした。


自伝ではありませんが、現役選手の話はとても参考になるし面白い。

また、こう言った本が出るのを期待したいですね。

それにしても、今年の全豪の決勝戦第2セットでは、サーブに時間をかけすぎて
タイムバイオレーションを取られ、セットを失ってしまったジュコビッチ。

勝って優勝したから良かったですが、もしかしたら、これからは
サーブに時間をかけなくかるかもしれませんね。