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ウィンブルドンの白いウェア

吉田 豊
こんにちは!、金曜日担当の吉田です。

今年10月初旬に、有明で開催される楽天ジャパンオープンに現在ランキング1位の
ノバクジュコビッチ選手が初参加することになりました。

ついに、ジュコビッチ選手を日本で見る事ができます。

それもあってか、既に発売されている有明コロシアムのチケットの数が既に
残りわずかとなってきています。

今年は、昨年近隣の立川で開催された、東レパンパシフィックが大坂に行って
しまうため、東京近郊で見れる世界のトッププロの試合は楽天ジャパンのみ
ということも、影響しているかも。

いずれにしても、楽しみが増えました。

さて、7月からはじまるウィンブルドンですが、予選を内山選手と杉田選手が見事
突破して、本戦出場を決めました。

是非,本戦でも活躍さいてほしい!!。

さて、ウィンブルドンと言えば、白いウェアでの参加が義務付けられていますが、
何故、そうなったか、今日はお話ししましょう!!。

テニスほ発祥は、19世紀のイギリス、上流階級の人たちのあいだで、始まったのが
ルーツになります。

発祥当時の服装は、クジラの髭で作ったコルセットでウェストをしめ、お尻を上げる
パッスルというパットを詰め、長いズボンの上に、フリルのたくさんついた足元まで
隠れるロングのペチコートをは履き、上着は首まで隠れるハイネック、手首まで隠れる
長袖、帽子は孔雀の羽根で飾られていました。

おまけにハイヒールまで履いていて、こんな格好でテニスをやるのは無理があるように
思えますが、当時はテニスは男女の出会いの場だったので目立つことが重要だったのです。

しかしながら、これだけ重装備だといくらイギリスが北海道より緯度が北とは言え、
汗をかいてしまいます。

 日焼けを避ける意味もありました。

当時の、イギリスでは上流、中流、労働、下層、と言う階級制度があり、汗をかくということは
労働者階級を意味し、はしたない事とされていました。

そこで、汗のしみが見えずらいという理由から、白が好んで着られるようになったそうです。

実際には、1879年にダブリンで開かれた最初の女子の大会で、白いウェアを義務付けたこと
から始まり、白は紳士淑女の品格を示すということから、どの大会、アメリカの大会でも
グランドスラムでも白いウェアが義務付けられたそうです。

しかしながら、時代の流れか、カラーテレビが一般に流通されるようになると、カラーウェア
が各大会で解禁されるようになり、グランドスラムでは1972年に全米オープンで解禁されて
からは、多くの大会で色付きのウエアが着られるようになりました。

けれども、ウィンブルドンだけは白いウェアを義務付けを続け、2010年代には更に白に
こだわるウェアの強化をはかり、近年それに対して、反発する選手もでてくるようになって
きました。

最近では、フェデラーがシューズの底がオレンジだったことから、注意を受け疑問を提唱した
こともありましたが、毎年何人かは、色付きのアンダーウェアをきたり、アンダースコート
を履いたりして注意を受けていますが、正直確信犯的なところがありますね。

そんなところも、注目して見るのも面白いと思います。

さて、今年は誰が栄冠をゲットするか楽しみに待ちましょう!!。