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錦織選手、偉かったリオ五輪銅メダル

吉田 豊
金曜日担当の吉田です。

「オイオイ、今は全豪オープンの真っ最中だろ、なに今頃、昨年の五輪の話しをするんだい?」
と聞こえてきそうですが……。


15日日曜日、朝7時からBSNHKで「錦織圭 2017年挑戦」という番組の中でリオ五輪がいかに
大変だったか、と言う話しに感銘を受けたので、皆さんに紹介したいと思い、今回のテーマとさせていただきました。


以前はプロのトップ選手を参加させるためにATP、WTAのポイントが付いたのですが、今回の五輪からは
それが廃止。……つまり、ポイントなし、当然賞金なし。


ジュコビッチやマレー、ナダルなどトップ選手が出場したので、そんな印象がないのですが、実は、トップ10の
選手のは半分が参加せず、直後のマスターズ1000大会、全米オープンに備えていたそうです。
特にジュコビッチは早々に負けて、五輪を後にしていましたね。



等の錦織選手も、参加に疑問を感じ、参加してトーナメントを勝っても、集中できないでいたそうです。
そんな中、錦織選手を奮い立たせたのは、他の日本人選手の活躍だったそうです。


自分と同じ年の選手や若い選手が必死にメダルを追いかけている姿を見て気持ちを取り直し
試合をしていたとの事。


その中で、一番集中が難しかったのが、メダルを懸けた3位決定戦のナダル戦だと言っていました。


メダルが懸った試合で、集中が難しいというのは、意外な気がしましたが、いかにもプロらしい理由でした。


前日、準決勝でマレーに完敗して、通常なら翌日は、帰るか次のトーナメント会場に移動するかの
どちらかです。(観光をするプロもいるそうです。)


同じトーナメントで負けたのに、また試合をする事は、確かに他では絶対ありえません。


言われて見ると、錦織以上に、ナダルの方が集中を欠いていたように見えましたね。


我々は、ついつい目先の試合に全力でやってほしいと思ってしまいますが、トッププロになると
次のトーナメントの方がポイントが高い、賞金が良いと、損得を勘定しながら力を入れたり抜いたり
しながら試合をしているのが現実です。(怪我をしないため)


そんな中、メダルを取った錦織やマレーは、そんな損得を忘れ戦ったのは偉いの一言ですね。


また次回、テニスに関する面白い情報がありましたら、紹介します。