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ヤニック・シナー

吉田 豊
こんにちは!、金曜日担当の吉田です。

11月も半分過ぎて紅葉も進んできました。

小金井公園でテニスをしていても、紅葉の黄色にボールが被ると
保護色で見失ってしまい、毎年のこの時期の恒例となっています。

さて、今週よりニットーファイナルズがスタートしました。

この大会、トップ8人しか出場資格はなく、これに出ると賞金、
ポイントはスゴイのですが、それ以上に名誉がでかい!。

今年は、最初からナダルが今年の出場を辞退していたので、トップ9位
以内に入ればこのファイナルズに出場でき、

その当落線上にいたのが、このヤニック・シーナーだったのです。

 

一つ前のフルカチとはわずか200ポイント弱の差。

マスターズ1000パリ大会での結果次第では出場も可能だったのですが、
2回戦でスペインのアルカラスに惜しくも敗退。

この試合、見ていたのですが凄い試合でした。

18歳のアルカラスは、間違いなく将来グランドスラムを取る選手。

まるで、未来のテニスを見ているようでした。

このアルカラス、このファイナルズの直前に行われたネクストジェネレーション
カップで見事優勝しています。

一方、シナーは最後の望みをかけてATP250のストックホルムに出場。

優勝すれば250ポイントが入りファイナルズ出場が叶ったのですが、
初戦でアンディ・マレーにストレートで敗退。

本人の落胆ぶりに、マレーは「必ず来年は出れる」とでエールを
送ったそうです。

ところが、ファイナルズが始まると同じイタリアのベレッティー二が1回戦で
試合途中でわき腹を痛めたとして途中欠場。

控えの第1選手だったシナーが晴れて出場することになったのです。

ベレッティー二が怪我をした瞬間を見ていたのですが、普通にフォアハンドを
打ったら突然痛みを訴えて欠場。

「本当に痛いの?、シナーを出すための演技じゃないの」

思ったのは私だけでしょうか?。

2人は同じイタリアの選手、会場は今年から二人の地元、ミラノに場所を変えての開催。

イタリアのテニスファンにとっては二人がファイナルズで見れて最高だったでしょう。

図らずも,イタリア人のベレティーニはイタリア人の望みを叶えてしまった!。

来週の今頃には、チャンピオンが決まり今年のテニスは全て終了となります。

本当に1年はアッという間ですね。