ブログ

フェデラーの新しい本が出ました。

吉田 豊
こんにちは!、金曜日担当の吉田です。

今回は久しぶりに本の紹介をします。

「ロジャー・フェデラー なぜ頂点に君臨し続けられるのか」



この本は、2021年、つまり今年1月28日、(㈱)カドカワから発行
された,まだホヤホヤの本です。

この本はフェデラーの生い立ちから、昨年コロナ禍にあった時の動きまで
記載されていて、とても興味深いものでした。

この本の著者は、長年フェデラーを取材し続けてきたスイス人の
ジャーナリスト。

この本は、フェデラーの勝つことに妥協しない側面を知ることが
出来ます。

以下に列挙してみました。


① コーチに妥協しない。

意外に思いますが、フェデラーはコーチに対する要求が厳しく、意に
沿わないと即契約解除。

コーチは常に帯同し、対戦相手のビデをを一緒に見て研究し、戦略を
考えることを要求するようです。

戦略の幅を、ストローク中心からネットプレイに広げるために、既に
他の仕事をしていたエドバーグを口説きに説きコーチに招いた事。

現在のコーチのルビチッチは、現役時代フェデラーに3回勝った経歴、
また現在のライバル、ナダルやジョコビッチとも多数の対戦があり一緒に
戦略を考えたり、練習相手も務めているそうです。

② 凄いフィットネストレーニング

フェデラーの私生活でSNSで見られるものは、家族でくつろいでいる
ものばかりなので、想像がつかないのですが、

朝7時から夕方までやっているようで、しかもこれらは完全非公開。

「ボールに追いつかなければエースは打てない」

フェデラーの言葉ですが確かにそうですね。

2019年、ウィンブルドン決勝の動きは37歳のものではない。


③ とんでもないテニス愛

フェデラーの記録でもっとも凄いのは1500試合以上途中棄権なし。

勝っている時はもちろん、負けている時も、怪我をしていてもテニスは
楽しい、とのこと。

フェデラーのコーチによると、練習コートを確保していて練習しなかった、
事は1度もないそうです。

プロですから、気分が乗らないとか体調が悪いとか、たまにはありそうですが、
本当だとしたら凄いですね。


他にも、ミルカ夫人の支え、家族の完全帯同、ライバルの存在など強さの
理由が挙げられていました。


さて、そのフェデラー、今週カタール開催されたトーナメントに久しぶりに
参戦しましたが、3回戦で敗退。


1年以上もブランクがあったので致し方ないと思いますが、これから調子を
上げていくでしょう。


この本、当然まだ書店に並んでいます。


是非、読んでもらいたい1冊です!。