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アーサーアッシュの静かな闘い

吉田 豊
こんにちは!、金曜日担当の吉田です。

今回も自粛期間中に読んだ本を紹介したいと思います。

アーサー・アッシュの「静かな闘い」

1993年、日本放送出版発行。




今まで紹介してきた本は、テニスについて多く書かれている自伝だったり
戦略本だったり、メンタル強化につながる本だったりしました。


この本は、自伝ではあるのですが、テニスに関する部分はそれほどなく,
しかも私が常に欲しがっている、トッププレーヤーの練習、試合、メンタル
に関してはほとんど無かった。

しかし、今の日本を含む世界の現状が。この本のテーマにとても則している
と感じ、ブログで書くこととしました。


この本の題名「静かな闘い」とは


まずテニスでは、デビスカップアメリカチームの監督としての闘い。


この本のテーマとなっていますが、私でさえ現役でプレーしている
ところを見たことがないので、簡単にアーサー・アッシュを紹介したいと思います。


グランドスラムシングルス優勝3回、ダブルス2回。
心臓病の為、30代前半で引退。


現役では、僅か10年の活躍でしたが、心臓の病気がなければもっと勝てたでしょう。


デビスカップの監督時代の話は、実際に私がテレビで見ていた試合が多く上がっていて、
その裏話はとても興味深かったです。


東京での日本との試合の話もあり嬉しかった。

そのときアメリカチームは、アーロン・クリックステイン、エリオット・テルシャー。

日本チームが白石正三、丸山薫を中心としたメンバーでの試合はテレビで生中継されました。

当時、アメリカテームには、必ずジョン・マッケンローがメンバーで出場していて、今回
いなかったのは、日本相手にマッケンローは必要ない、との報道がありましたが
実は別の理由があったこと。

試合は、日本の完敗でした。

ちょうど20世紀の世紀末頃の話です。


49歳で逝ってしまったアッシュですが、現在50代の私が見ても幾つも年上の人が
書いたように感じるアッシュの本。

アマゾンで入手できます。

興味ある方は、是非読んでください。