ブログ

グランドスラムのシード順

吉田 豊
こんにちは!、金曜日担当の吉田です。


全米オープンが始まりました。

それに関連しますが、7月12日の私のブログで、錦織は第4シードならば、
ナダル、フェデラー、ジュコビッチに当たらないと書きましたが、よく
試合に出る人、つまり私の周りにいる人なら第5シードでも良いのでは
ないかと言う人がいました。

もしかしたら、他にもそう思った方がいらしたかもしれません。

ちなみに、シードとは強い選手同士が早いラウンドで当たらないように
振り分ける仕組みです。

1回戦で、ナダルとフェデラーは当たらないわけです。

つまり、今回で言うと第1シードのジュコビッチと第2シードナダルは、
決勝まで当たらないことになります。

一般的なシード順は、ベスト4で順当にシード選手が勝ち残ると、第1シード
と第4シード、第2シードと第3シードが当たります。

ベスト8では、第1シードと第8シード、第2シードと第7シード、第3シード
と第6シード、第4シードと第5シードが当たるように組まれます。

つまり第5シードもナダル、フェデラー、ジュコビッチに当たらない事
になります。

しかしながら、グランドスラムはこの方法を採用していません。

更にウィンブルドンは別の方法を採用しています。

決まっているのは、第1シードと第2シードだけで、第3シードと第4シード
の入る位置が決まっているだけで、どちらに入るかはコンピューターに
よる抽選となります。

通常シード順は、1週間前のランキング順位で決まりますが、今年の
ウィンブルドンでナダルがランキング2位にも関わらず、ウィンブルドンの
独自のシードの決め方から第3シードにされた事で、かなり不平を言って
いたそうですが、それは納得できます。

第2シードであれば、対戦成績で分の悪いジュコビッチに当たるのが、決勝
ですが、第3シードであれば抽選で決まるので、下手をすると準決勝で
ジュコビッチに当たってしまいます。

(グランドスラムは優勝すると2000P入りすが、準決勝でも1200P、でも
ベスト4だと720Pなので480Pの差はデカいですねえ。)

第5シードから第8シードまで、入る場所は決まっているのですが、どこに
入るかはやはり抽選によって決まります。

という事で、通常であればベスト8で第4シードと第5シードは当たりますが、
グランドスラムでは、そうはいかないので第4シードになる事が重要になる
わけです。

ウィンブルドンの独特の決め方については、また別の機会にお話ししましょう。

錦織は順調に、勝ち進んでおまけに当たるはずだったシードが皆ダウンして、
ベスト8までは勝ち残れるように見えますが、どうなるかはわかりません。

来週の金曜日には、男女ともある程度目安がついていると思われますが、
錦織、大坂ともに勝ち残っている事を願いたい!!!!。