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全仏オープン優勝者

吉田 豊
こんにちは!、金曜日担当の吉田です。

全仏オープンが終了しました。

その話は、後ほどするとして、まずは錦織選手の話題を二つ。

米経済誌フォーブスは11日、2019年スポーツ長者場番付けを発表しました。
1位はリオネルメッシで138億円、2位はクリチュアーノロナウド、3位がネイマール
とサッカー勢が上位を占めましたが、錦織選手は40億の収入で全体の35位にランク
されました。

ここ数年は、毎年40億円前後の収入を得ていて、もう総額ではいくらになったのでしょうか?。

ここまで、稼いでしまうとモチベーションが若干心配になります。

更にもう一つ。

17日から始まるドイツの大会を欠場することになりました。

この大会は、芝のサーフェスという事で、ウィンブルドンの前哨戦のという位置づけ
でしたが、先日の全仏時に負った右腕上腕部の故障が治っていないという理由らしいです。

これで、芝生の大会を経ずに、ウィンブルドンに臨むという事で、ぶっつけ本番になります。

さて、本題。全仏オープンが先週終了して、男女の優勝者が決まりました。

まず女子はオーストライアのアシュリーバーティが優勝しました。

 オーストラリアの選手が優勝とはビックリでした。

全仏のようなアンツーカーのコートで、芝生のコートが多いとされるオーストラリアの選手が
優勝するとは、思いませんでした。

バーティは今年はマイアミで優勝しましたが、直前のクレーコートの大会では、目だった成績は
なく、一番良かったのはマドリードの大会でベスト8に入ったくらいで、一応過去ハードで3勝
芝で1勝の計4勝の実績、第8シードでしたが、予想するには難しかったですねえ。

一方、相手だったボンドロソウワは、イタリア国際でハレプに勝ってベスト8、イスタンブール
では決勝まで行きましたので、この顔合わせではボンドロソウワかなと思っていましたが、
見た人は分かると思いますが、勢いで勝ちきってしまった感じです。

バックのスライスが女子としては素晴らしく、ネットプレイも良かったので、この優勝で
芝のウィンブルドンも期待できると思います。

それにしても、シードのダウンが続き3回戦が終わった時点で、3人しかトップシードが
残っておらず、そのため大坂は辛くもランキング1位を守る事が出来ました。

一方男子は、順当に上位シードが勝ち残りました。

ベスト8は上位6人、チチバスとアンダーソンの代わりにハチャノフとワウリンカが入っただけで、
ベスト4はそのままトップ4人が残る展開になり、予想した通り5セットマッチは番狂わせ起こりにくい
ということが、証明されたと思います。

また、決勝に残ったナダルとティームを予想出来た方も多かったと思います。

過去の対戦成績がナダルの8勝4敗、クレーでは7勝4敗問う事で、ティームは現役選手の中では
近年一番クレーでナダルに勝っています。

最近の対戦も、バルセロナで6-4,6-4でティームが勝っていて、そのため開始序盤は目が離せない
展開となりました。

第1セット、ティームがナダルのサーブをブレイクして3-2でリードしましたが、その後ナダルが
逆転、第二セットはティームのストロークがさえ7-5と取り返す、近年にはない面白い決勝戦に
なるかと思いました、が……。

 善戦したティーム

第3セットに入ると、急激にティームのアンフォーストエラーが増えだしました。

心配していたのは、ジュコビッチ戦がフルセット、また雨の為決勝まで4日連続で試合に
なり、おまけにジュコビッチ戦終了から20時間ほどしか経っていない影響が明らかに
出てきました。

その後、第4セットの初めにチャンスがいくつかあったのですが生かせず、自分のサービス
ゲーム0-40からキープしたのを最後に力尽きたように思います。

思うに、両者条件が同じだったら、同じ時間インターバルがあったらもっと違った
展開になったでしょう。

今後、早いコートで実績が残せるようになれば、25歳のティームはトップ3の牙城を
崩す存在になる予感がします。

ウィンブルドンはどうなるでしょうか?。