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関節の役割を正しくすることで体は若返る

小林より
こんにちは!

ロンドフィットネスクラブ東村山の小林です!


今回は、人間の体の構造についての話です。

これを知っていることによって、肩こりや腰痛を改善するヒントになったり、スタイルをよくすることに繋がってきます。

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目次

1.関節の2つの役割とは?

2.なぜ前に湾曲している関節が痛めやすいのか?

3.どうしたら解決できるのか?
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1.関節の2つの役割とは?

人間の骨は、約200個あると言われていますが、その骨と骨を結んでいるのが関節と言われます。

そのため、細かい関節は多数存在しますが、今回は主要の関節で話をしていきます。

皆さんが関節と言われて思い浮かべるところはどこでしょうか?


股関節であったり、膝関節、肩関節などが想像されませんか?




では、皆さんに質問です。



よく体を柔らかくした方が良いと言いますが、体の関節は全て良く動くようにした方が良いのでしょうか?






答えは 【No】 です。





なぜかというと、関節には2つの役割が存在するからなのです。


その役割とは、「動くための関節」「固定するための関節」です。


人間の体をよく見てみると、つま先から頭まで波打つように湾曲した構造になっています。


一部で見てみると、お尻は後ろに湾曲、腰は前に湾曲、背中は後ろに湾曲しているような感じになっているのです。





ここで皆さんにもう一つ質問です。



体の部分で多くの方が、よく痛みを出している部分はどこでしょうか?





よく聞く痛みの部分としては、膝、腰、首ではないでしょうか?

つまり、前に湾曲している関節の部分を痛めてしまう方が多いのです。

(もちろん、後ろに湾曲している部分を痛める方もいます。)



これは、先ほど書いた「動くための関節」と「固定するための関節」に関係します。



後ろに湾曲している関節=「動くための関節」

前に湾曲している関節=「固定するための関節」

と思っていただいていいと思います。



このように、人間の関節は、2つの役割があり、それぞれ交互に位置しているのです。







2.なぜ前に湾曲している関節が痛めやすいのか?

よく体を柔らかくした方が、けがをしにくくなると言われたりもしますが、どうなのでしょうか?


結論から言いますと、確かに柔らかく動かせた方が怪我はしにくくなると思います。

ただし、前述した「動くための関節」を柔らかくすることが必要なのです。

具体的な部位でいうと、足首であったり、股関節であったり、背中であったりします。




ただ、それはわかっていても、ストレッチではなかなか柔らかくならないという方も、多くいるのではないでしょうか?



実は、動くための関節を動くようにさせるためには、固定させるための関節はしっかり固定させられていないといけないのです!



例えば、ものすごい荒波の船の上に立って動いてと言われたら動けますでしょうか?

ほとんどの方は体を強張らせて立つのがやっとという状態になると思います。



逆に、床が平らで動かず、滑りもしないところであれば、何も不安なく自由に動き回れるはずです。



体がなかなか柔らかくならない方は、カラダが前者のような状態になっていると言えます。



要するに、固定させるための関節が、インナーマッスルなどの働きが弱いことによって不安定になり、動くための関節が安心して動かせないのです。



そして、本来固定させるための関節が、必要以上に動いてしまっているわけなので、負担が増えて、痛みを出したりしてしまうのです。







3.どうしたら解決できるのか?

ここまでの身体の構造から、解決できる対策としては、インナーマッスルを上手く働くようにして、固定させるべき関節を固定させてあげるべきなのです。


しかし、ここで勘違いをしてしまう可能性があります。



アウターマッスルとインナーマッスルの違いです。

安定させるとなると、筋肉を鍛えれば良いと思って、筋トレを頑張ってしまう方もいたりします。


もちろん、筋トレが悪いわけではありませんが、以前に書いたブログのように鍛えるだけでなく、力を抜くようにすると、インナーマッスルが働きやすかったりもするのです。


関節を動かすのはアウターマッスル、関節を安定させるのはインナーマッスルと捉えていただくと良いかと思いますが、必要以上な力は入れないように意識をし、普段から姿勢を気にしていく事でインナーマッスルが鍛えられたりもするので、姿勢を大切にしてみてください。



今回も最後までご覧いただきありがとうございました!