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足裏の意識はどこにあるべきか

小林より
こんにちは!

ロンド東村山の小林です!

本日は、足裏の荷重がかかる場所の意識をどこに持っていくべきかについて書き込んでいきます。

以前のブログでは、体の重心線と体のランドマーク(耳孔、肩峰、大転子、膝、外踝のやや前方)のラインが一致するのが、体に負担のかからない姿勢であるとお伝えしました。

ウォーキングでも、ランニングでも、色々な球技スポーツでも、足の裏だけでも意識するポイントがあります。

ただ、身体の構造から考えた時に、脚の筋肉たちが必ず通過するポイントが足の裏には存在します。
それは足裏の内側であり、土踏まずと言われる場所に存在する「内側楔状骨(ないそくけつじょうこつ)」です。
身体のバランス、特に骨盤のバランスや身体の回旋に携わるほとんどの筋肉がこの「内側楔状骨」を経由するのです。




この楔状骨を意識して足踏みをすると、身体の中心側に意識が向きやすくなります。
ヒールを履く方も、母指球ではなく、「楔状骨」を意識して歩くことで足首の安定が起こり、とても歩く易くなるんです。

解剖学的にいうと、「内側楔状骨」と「中足骨」との間にある関節包に、足関節を通過する「前脛骨筋」や「腓骨筋群」、「後脛骨筋」が付着しています。
前脛骨筋は内側から、腓骨筋群は外側から付着し、滑車のようにお互いに連動し合っています。

いわゆる、スリングで足を吊るしている感じです。

さらに、前脛骨筋は筋膜的な連結で「骨盤の前側」に辿り着き、腓骨筋群は「骨盤の後側」に辿り着くために、骨盤が前傾すると足の内側にかかっているスリングが弛み、外側は引っ張られるので、足関節が外反します。

また、骨盤が後傾すると、足の内側にかかっているスリングは引っ張られ、外側は弛むので、足関節が内反します。

要するに、「内側楔状骨」に重心の意識を持ってウォーキングやランニング、トレーニングなどを行うことで、バランスがとれて、「足関節の安定、骨盤の安定につながり、上半身の運動がスムーズに行いやすくなります。」


皆さんも、今から内側楔状骨に重心を持ってくることを意識しながら、日常生活を送ってみてください!

身体の変化や、負担が減ってくるはずですよ!