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朝型と夜型はどちらが太りやすい?

小林より
こんにちは!
東京オリンピックが1年の延期になることが決まってしまって、ショックを受けている小林です。

さて、今週は朝型と夜型ではどちらの生活をしている方の方が太りやすいのかという話をいたします。

結論から言ってしまうと、夜型の方が太りやすいと言われています。
まぁなんとなく予想はつきますよね。

では、なぜ太りやすいのでしょうか?

人間が消費するカロリーは3種類に分かれます。
①寝てても消費されるカロリー 「基礎代謝」
②運動によって消費されるカロリー 「活動代謝」
③食事をした時に消化・吸収をするために消費されるカロリー 「食事誘発性熱産生(DIT)」
この3つに区分されます。

今回は生活リズムによって消費カロリーが左右されると考えられるのは、③食事誘発性熱産生(DIT)を題材にして説明していきます。

ある研究では、朝型の人は7:00、13:00、19:00に、夜型の人は13:00、19:00、1:00に同じ食事をさせ、DITの値の違いが明らかという結果が出ています。
また、その日1回目の食事のDITが最も高いという結果も出ています。
そのため、一番消費できる朝食を軽めで済ませてしまったりすることは、一番もったいないですね!
これが朝食は食べた方が良いと言われる所以かもしれませんね。

そして、朝型、夜型のそれぞれの1日のDITの合計は、夜型の人は、朝型の人に比べて25%も少ないという結果だと言われています。

25%と言われるとかなりの差があると思いますよね?

ただし、DITによる消費カロリーは総消費カロリーの10%程度と言われています。
仮に1日2000kcalを消費する方の場合は約200kcalがDITで消費されているということになります。
この200kcalの25%だと約50kcalです。
つまり30日間これを繰り返すと1500kcalの差が出る計算になります。

この1ヶ月に1500kcalの違いが出るという事が、どこまで大きく考えるかは捉え方が違うと思いますが、食事の時間をずらすだけで、これだけの消費カロリーに違いが出るという事は知っていて良いことかとは思います。

しかし、この研究は女子大生を対象に行った研究であるため、夜勤のある社会人で、夜中もバリバリに動いている方は、1日の消費カロリーの差は埋まってくる事は考えられます。
また、夕方以降にトレーニングをする方は、朝と昼にDITが多くなるからといって、夜に食事量を極端に減らす方もいるかもですが、トレーニングによって枯渇した糖質を摂取することは必要不可欠なので、一概に夜を食べなくすれば良いというわけではありません。

ご自身の生活リズムや、トレーニングの時間などに合わせて、食事のタイミングや回数を設定してあげていいのかなと思います。

それでは、本日もロンドでお待ちしております!
では、また!