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なぜ人は太ってしまうのか?

小林より
こんにちは!
3月15日(日)の中野ランニングフェスタの10kmマラソンに出るのでここから1ヶ月間は本気でランニングを頑張る小林です。

さて、先週はロンドで1月から行っているトレーニングサポートについて説明させていただきました。
ダイエットをしたいからとフィットネスクラブに入会される方は多くいます。
そこで本日は『なぜ人は太ってしまうのか』ということについて書きたいと思います。

この理由については今から1万年以上前の人の祖先が生きていた時代に遡り、「蓄えられない個体は死ぬ」というところからきていると言われています。
今日の「人」の祖先が生きていた時代の旧石器時代は一般に「狩猟時代」でした。
男性は狩りに行き、女性は家に残って空いた時間で木の実や貝を取って食糧の足しにする分業をして成り立っていたようです。
しかし、その時代は干物を作るなどの保存する技術もなく、腐る前に食べる必要があり、「その日暮らし」の状況で食べ物が常に手元にあるわけではなかったのです。

そのため、食べれないときのために、体内にエネルギーを溜めておく必要があったのです。
そして、この体内に溜めておくエネルギーが脂肪なのです。

余談ではありますが、男性よりも女性の方が脂肪量が多い傾向にあるのは皆さんもご存じかと思います。
この理由もこの時代の環境からきていると言われています。
食べ物が手に入らない時期が続くと、命の危機からまずは自分の空腹を満たそうとしてしまいます。
木の実などは旬の時期があるので、旬の時期以外は女性は男性が取ってくる食糧を待つしかありません。
ですが、男性は狩りで得た食糧を持ち帰る前に自らの腹を満たすために食べてしまっていたようです。(今の時代これをしたら奥様がどうなるかと気にする方も多いのでは…笑)
そのため、女性はより食糧を食べられない可能性が高くエネルギーを多く溜めておかないと命の危機があったため男性よりもエネルギーを溜めておかないといけない状況だったと言われています。

■脂肪を大切に貯蔵する脂肪細胞とは
人の祖先は体内にエネルギーを少しでも多く溜めるために2つの工夫をしていました。
①少しでも多くのエネルギーを少しのかさ(嵩)で溜めるように脂肪で溜めた。
②脂肪を溜めておくための専用の貯蔵庫である「脂肪細胞」を作った。

人が生きていく上でのエネルギー源は炭水化物、たんぱく質、脂肪があり、それぞれの1gあたりのエネルギーは4kcal、4kcal、kcalです。
脂肪が1番のエネルギーになることから脂肪で溜めるようになったのです。

そして、その脂肪を溜めるための作ったとされる脂肪細胞は溜まっている脂肪の量に応じて風船のように膨らんだり、しぼんだりが容易な細胞です。

このように生き延びるために脂肪を溜めることは重要なことであるという体を作り上げたのです。
この体は今日の「人」にも適応されており、簡単に変わるものではありません。
今の日本では食べ物に困ることは少ない環境の中で、目の前の食べ物をどんどんと食べ続けていけば当然太ります。

このように人間はそもそも脂肪を蓄えようとする働きをするものだということを頭に入れておきながら食事を気を付けていただくと良いかと思います。

今週の記事は以上でーす!